本日の安全大会は医療法人朋愛会様より講師の方をお招きし、ヘルスケアについての講習を行っていただきました。

「動脈硬化と生活習慣」を題材に講習をしていただき、不健康な生活習慣が如何に動脈硬化を進行させるかをよく理解することができ、またその進行がいわゆる三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に結びついていくということも学ばせていただきました。

動脈硬化の危険因子としては、塩分過多・高脂質な食生活、過度なアルコール摂取、運動不足、ストレス等多岐にわたりますが、中でも喫煙習慣は脂質異常症とともに動脈硬化の最大危険因子となります。

実際に喫煙習慣のある高血圧の人は喫煙習慣のない高血圧の人に比べて脳卒中のリスクが3.8倍に高まり、また心筋梗塞のリスクは2.90～3.64倍に高まるという研究結果も報告されています。

そうこうこの講習を拝聴しているうちに、大阪市が2025年の大阪・関西万博開催を見据え、市内全域で路上喫煙を禁止する方針を発表して話題となったことをふと思い出しました。

愛煙家にとってはますます肩身の狭い思いを強いられることとなり、またそのうえ本日の講習で喫煙者は非喫煙者に比べて10倍の速度で動脈硬化が進むという事実も知ってしまった以上、このあたりで禁煙にトライしてみるのも良い機会かもしれません。