環境

人と自然との持続的な共生に向けて

国土交通省が定めた「排出ガス対策型建設機械指定要領」の運用効果により、大気中に排出される有害ガスの量は年々減少傾向にあります。

この要領は、建設機械の稼働に伴い発生する排出ガスの大気環境に与える負荷を低減する目的で策定されたものであり、1991年から第1次基準値による指定が開始され、年を追う毎に順次基準値が引き上げられて実施されているものです。

これに伴い建設機械であるクレーンも基準値の引き上げに準じてエンジンの改良が施され、排出ガスの低減が実現化されてきております。しかしながらその一方で、エンジンが繊細化するにつれてその耐久力自体は低下し、導入コスト及び修繕コストが高騰する傾向にあることもまた事実であり、この問題はいち企業のみで解決できるものではなく、国・メーカーと協力して対策していかなければならない今後の課題であるととらまえております。

クレーンの建設機械としての耐用年数はおおよそ20年程度であり、大切に扱えばより長持ちはしますが、その間にも世界的な排出ガスに対する規制は強まる一方であり、最新の排ガス基準値を満たした新型機をなるべく早期に導入することが、より環境の負荷低減に寄与することに繋がります。

国土交通省が定めた「排出ガス対策型建設機械指定要領」の運用効果により、大気中に排出される有害ガスの量は年々減少傾向にあります。

この要領は、建設機械の稼働に伴い発生する排出ガスの大気環境に与える負荷を低減する目的で策定されたものであり、1991年から第1次基準値による指定が開始され、年を追う毎に順次基準値が引き上げられて実施されているものです。

これに伴い建設機械であるクレーンも基準値の引き上げに準じてエンジンの改良が施され、排出ガスの低減が実現化されてきております。

しかしながらその一方で、エンジンが繊細化するにつれてその耐久力自体は低下し、導入コスト及び修繕コストが高騰する傾向にあることもまた事実であり、この問題はいち企業のみで解決できるものではなく、国・メーカーと協力して対策していかなければならない今後の課題であるととらまえております。

クレーンの建設機械としての耐用年数はおおよそ20年程度であり、大切に扱えばより長持ちはしますが、その間にも世界的な排出ガスに対する規制は強まる一方であり、最新の排ガス基準値を満たした新型機をなるべく早期に導入することが、より環境の負荷低減に寄与することに繋がります。

”生かされている”私たちにできること

道路の老朽化対策は喫緊の課題であるとして、国土交通省は「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を策定し、道路の劣化に多大な影響を与える重量超過をした大型車両の違反については即時告発を行う等のより厳しい措置を講じております。

これら国の施策を受けて、メーカーにおいても様々な取り組みがなされており、特に建設機械の軽量化及びコンパクト化についてはひときわ力が注がれてきたように思われます。

メーカーは建設機械そのものの重量を軽量化するために従来の素材よりも軽くて強度のあるものに代替することを試み、また、2軸4輪で走行させていたものを4軸8輪として設計変更を行い、路面にかかる1軸あたりの重量負担を軽減させる等の技術開発を行って参りました。さらに、その軽量化を図る技術の恩恵を受けて建設機械をコンパクト化することも可能となり、現在では狭小地での揚重作業の効率化にも繋がってきております。

傷んだ橋梁・道路を作り直すにも、その資材を生産する段階で既に大量の排出ガスが発生します。

法令を遵守し、橋梁・道路等社会インフラの長期保全に努めることもまた環境の負荷低減に努めることと同意義であり、加えて軽量化された最新型の機種をなるべく早期に導入することがそれをより現実のものとします。

社会インフラを利用することも含め私たちがその利便性を享受する一方で、その私たちの快適な生活それ自体が直接的に環境に負荷を与えているということであり、私たちは自然の恵みがあるからこそ”生かされている”ということを決して忘れずに、この環境問題に真摯に向き合っていかなければなりません。

道路の老朽化対策は喫緊の課題であるとして、国土交通省は「道路の老朽化対策に向けた大型車両の通行の適正化方針」を策定し、道路の劣化に多大な影響を与える重量超過をした大型車両の違反については即時告発を行う等のより厳しい措置を講じております。

これら国の施策を受けて、メーカーにおいても様々な取り組みがなされており、特に建設機械の軽量化及びコンパクト化についてはひときわ力が注がれてきたように思われます。

メーカーは建設機械そのものの重量を軽量化するために従来の素材よりも軽くて強度のあるものに代替することを試み、また、2軸4輪で走行させていたものを4軸8輪として設計変更を行い、路面にかかる1軸あたりの重量負担を軽減させる等の技術開発を行って参りました。

さらに、その軽量化を図る技術の恩恵を受けて建設機械をコンパクト化することも可能となり、現在では狭小地での揚重作業の効率化にも繋がってきております。

傷んだ橋梁・道路を作り直すにも、その資材を生産する段階で既に大量の排出ガスが発生します。

法令を遵守し、橋梁・道路等社会インフラの長期保全に努めることもまた環境の負荷低減に努めることと同意義であり、加えて軽量化された最新型の機種をなるべく早期に導入することがそれをより現実のものとします。

社会インフラを利用することも含め私たちがその利便性を享受する一方で、その私たちの快適な生活それ自体が直接的に環境に負荷を与えているということであり、私たちは自然の恵みがあるからこそ”生かされている”ということを決して忘れずに、この環境問題に真摯に向き合っていかなければなりません。

限りある資源をもって生業となす企業の責任として

ディーゼルエンジンを動力源として軽油を燃料に走行するクレーンの燃費は汎用機種で2.0km/L程度、大型機種になれば1.0km/Lにも満たない程度です。

勿論のこと走行中のみならず揚重作業中においても燃料を消費するわけであり、日々数多くのクレーンを稼働させている弊社としては、弊社の企業活動によって排出される膨大な量のCO2を目の前にして看過することはできません。

弊社では、揚重作業中においてはエンジンの回転数を上げすぎないことおよびアイドリングストップを奨励し、また走行中においては安全面からもスピードを控えるように指導徹底しております。極めて単純なことではありますが、この僅かな日々の努力の積み重ねが、稼働台数×稼働日数という数字に置き換えたとき、それは大きな成果となって還ってくるものと確信しております。燃料等の限りある資源をもって生業となす企業の責任として、少しでも排出ガスの低減に努めるべく、昨今ではクレーンの新型機導入に注力するのみならずサービスカーのハイブリッド化にも順次取り組んでおります。

ディーゼルエンジンを動力源として軽油を燃料に走行するクレーンの燃費は汎用機種で2.0km/L程度、大型機種になれば1.0km/Lにも満たない程度です。

勿論のこと走行中のみならず揚重作業中においても燃料を消費するわけであり、日々数多くのクレーンを稼働させている弊社としては、弊社の企業活動によって排出される膨大な量のCO2を目の前にして看過することはできません。

弊社では、揚重作業中においてはエンジンの回転数を上げすぎないことおよびアイドリングストップを奨励し、また走行中においては安全面からもスピードを控えるように指導徹底しております。極めて単純なことではありますが、この僅かな日々の努力の積み重ねが、稼働台数×稼働日数という数字に置き換えたとき、それは大きな成果となって還ってくるものと確信しております。

燃料等の限りある資源をもって生業となす企業の責任として、少しでも排出ガスの低減に努めるべく、昨今ではクレーンの新型機導入に注力するのみならずサービスカーのハイブリッド化にも順次取り組んでおります。

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