2024年6月17日
6月度安全大会を開催しました

本日の安全大会は株式会社タダノ様より講師の方をお招きし、安全講習を行っていただきました。

日本国内において実際に発生したクレーン災害を題材にその傾向と対策についての講習をしていただき、改めて初心にかえることの必要性を感じることが出来ました。

近年のクレーン災害発生原因としては「地盤養生不足によるクレーン転倒事故」が多発傾向にあり、最多事故原因である「オーバーロードによるクレーン転倒事故」と同等件数発生しているとのことです。

安全にクレーン作業を行うためにはまず「水平で堅固な地盤の上にアウトリガを設置する」ことが重要であり、軟弱地・傾斜地・凹凸地では地盤が養生され十分に強度があることを確認したうえでアウトリガを設置しなければなりません。

また、より確実に安全作業を行ううえでも「敷き鉄板で地盤を養生する」ことは欠かせません。

さらに、一見堅固そうに見える地盤であっても内部の状況によっては揚重時のクレーンを支えることが出来ない場合もあり、「簡易舗装の路面」「歩道などの敷石路面」「路肩や側溝の周辺」などは特に注意する必要があります。

日常生活でも同じことが言えますが、やはり『足元を固める意識』『見えないものを見る目』を養うことがとても大切であるというわけです。

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