2024年8月19日
8月度安全大会を開催しました
本日の安全大会は大阪市消防局平野消防署より講師の方をお招きし、救命救急講習を行っていただきました。
主に私たち一般市民でも実施可能な一次救命処置についての講習をしていただき、特に心肺停止時の心肺蘇生について『如何に迅速に行うか』が鍵になるということを学ぶことができました。
心肺停止から4分を経過すると急激に救命の可能性が低下しはじめます。
119番通報から救急車の到着までは全国平均でおよそ8分程度必要とすることから、その到着までに私たち一般市民が心肺蘇生処置を行わなければ要救助者のほとんどは予後不良(社会復帰不可または死亡)となります。
救急隊到着後にAEDを用いて電気ショックを行った場合の1ヶ月後の社会復帰率は約20%ですが、救急隊到着前にそばに居合わせた人が実施した場合は約50%の要救助者が1ヶ月後には社会復帰可能となります。
要救助者を発見した場合の手順を以下に簡単にまとめます。
1, 周囲の安全を確認
2, 要救助者に呼びかける
3, 大きな声で『119番通報』『AED』の手配を周囲に依頼
4, 呼吸を見て無呼吸であれば心配停止と判断し心肺蘇生を開始
5, 『胸骨圧迫』を30回行う(早いテンポで)
6, 『人工呼吸』を2回行う(顎を上げて気道確保のうえ要救助者の鼻をつまんで息を吹き込む)
※5~6を繰り返す
7, 『AED』が到着次第、AEDの音声案内に従い電気ショックを実施
8, 要救助者が動き出すか救急隊に引き継ぐまで5~7を繰り返す
心肺蘇生法の手順を覚えていなくても119番通報時にはオペレーターが手順を丁寧に教えてくれますのでその指示に従いましょう。
AEDの使用方法についてもAED自体が音声案内で指示してくれますので安心です。
いつ何時においても”冷静に、落ち着いて対応する”ことが重要です。
【胸骨圧迫『30回』+人工呼吸『2回』を繰り返す】
心肺蘇生法の手順のなかでも、これだけは覚えておきましょう。
AEDの使い方については下記リンクをご覧ください。
⇒【日本赤十字社】心肺蘇生とAEDの使い方 ~JRC蘇生ガイドライン2020対応~
⇒品質ページはこちら
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